新NISAが始まって2年半が過ぎた。私もNISAで投資を行っており、今回は投資を始めるに至った経緯を書いてみたいと思う。
お金に関心がなかった自分
そもそも私は、お金を貯めるとか、給料以上にお金を増やそうという発想があまりなかった。まだまだ働ける年齢だし、特別お金のことを考えなくても生きていけると、楽観的に構えていた。日々の仕事に手一杯で将来のお金をじっくり考える余裕もなかったし、正直なところ、年を取ったときのことを深く考えたくないという気持ちもあったのだと思う。
もともと不器用な性格で、一度にいくつものことを考えられない。買い物をしたり、家族で出かけたり、外食したり——そういったときに、いくらかかったのか、今月はいくら使ったのか、貯金はいくらあるのか、そんなことは細かく考えたくなかった。仕事だけ頑張って、家計は妻に任せる。細かなことはお願いする。そんな生活だった。
妻は毎月きちんと積み立て貯金をしてくれていたので、老後も何とかなるだろうと漠然と考えていた。実際、特に贅沢をしなければ生活に困ることはなかった。
もちろん投資にも興味はなかった。株は危険なもの、自分には縁のないものだと思っていたし、給料以上に資産を増やす方法なんて、開業したり事業を始めたりする以外にはないと思い込んでいた。
ゲーム実況動画が人生を変えた
そんな私がNISAを始めたきっかけは、意外なところにあった。お金とはまったく関係のない、YouTubeのゲーム実況動画である。
2024年1月頃、新NISAが始まって間もない時期だった。何気なく見ていたゲーム実況動画で、配信者の方がふとNISAの話を始めた。「NISAでS&P500に最短で1800万円を投資して、30年放置したら3億円になる。これで人生上がりだ」と。
当時の私は、何を言っているのかほとんど理解できなかった。S&P500が何なのかも知らないし、投資したお金がそんなに増える理屈も分からない。今思えば、S&P500指数は長期的に年率10%前後で成長してきたため、1800万円を30年間運用すると計算上は約3億円になる可能性がある、早期に投資しておけば老後の心配はないという話だったのだろう。
その場では理解できていなかったのに、なぜか妙に頭に残った。資産が億を超えるなんて想像したこともない。元手が何倍にも増える可能性があるなら、自分もやってみたい——そう思ったのが始まりだった。
インデックス投資の現実を知った衝撃
そこからNISAや株について、自分で勉強し始めた。調べていくうちに、S&P500をはじめとしたインデックス投資という方法の再現性が、少しずつ理解できてきた。
株というと、日本株を短期間で売買するリスクの高いもの、という漠然としたイメージしかなかった。けれど、インデックス指数は長期的に大きく成長を続けており、コツコツと投資を続けてきた人たちが実際に資産を増やしている——そんな現実を知った。
こんなやり方で資産を増やせるのか。そう知ったと同時に、知識もなくぼんやり過ごしてきた自分はいったい何をしていたのだろう、という悔しさがこみ上げた。自分のマネーリテラシーのなさに、ほとほと情けなくなる。これは急いで始めなければ——そう思った。
妻のほうが一枚上手だった
NISAを始めようと思う、と妻に話してみた。すると驚いたことに、妻は自分のお金で、すでに旧NISAで投資をしていたという。私よりも数段賢く、先見の明があったということだ。
知っていたなら早く教えてよ。言ってくれれば、もっと早く始められたのに——そうも思った。けれど、あのYouTubeを観る前の自分に株の話をしても、おそらく聞く耳を持たなかっただろう。納得するまで人の助言を受け入れない自分の性格を、少しだけ反省した。
始めてみると世界が変わった
実際にNISAを始めるのは、拍子抜けするほど簡単だった。スマホだけで証券口座を開設でき、2024年2月には投資を始めていた。
あるあるかもしれないが、投資を始めると、これまで何となく使っていたお金の使い方を見直し、余ったぶんを投資に回すようになった。節約して無駄遣いを減らしてみると、思っていた以上に毎月お金が残ることに気づいた。極端な節約をしているわけではないが、いろいろな無駄を見直していくうちに、ようやく人並みに浪費しない生活へと変わっていった。
以前はボーナスも何となく使い切っていた。おそらく旅行や外食などで、自然と消えていたのだろう。毎月の給料だけで十分生活できるようになると、ボーナスはほぼそのまま全額残るようになった。
NISAで具体的に何に投資しているかは、今後あらためてお伝えしようと思う。2年半がたった現在、投資額は900万円、評価額は約1,200万円となっている。幸いにも、この数年は株高が続いており、順調に資産は増えている。
もちろん、この先も順調に増え続けるとは限らない。いずれ大きな暴落も来るのだろう。それでも、短期の値動きに一喜一憂せず、長く続けていきたいと考えている。これからどのくらい資産が増えていくのか——その経過を、このブログに少しずつ記録していこうと思う。
※これは個人の体験であり、特定の投資をすすめるものではありません。投資の判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談ください。


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