顔にできたシミの治療

健康・美容

数か月前に、目尻や両頬にシミができていることに気づいた。それ以前からあったのだろうけれど、一度気になりだすと、鏡を見るたびに目がいってしまう。

自分が年相応に老けてきていることは自覚している。ほうれい線は目立つし、白髪も少しずつ増えてきた。だから、シミができたからといって、ことさらショックを受けるわけではない。若い頃は、自分が老けることも、顔にシミができることもまるで想像できなかったが、また一つ年を取ったな、と改めて実感した。

これまで他人のシミなんて気にしたこともなかったのに、いつのまにか知り合いや職場で会う人の顔を、つい観察するようになった。すると、ある程度の年代になると、性別にかかわらず、大なり小なりたいていシミができていることに気づく。みんなシミがあっても普通に生活している。私のシミも、他人にとっては気になるものではないと分かってはいる。

それでも、なるべく老けたくないし、できる範囲の対策はしたいと普段から思っている。1か月ほどシミの経過を見たうえで、きちんと治療することを決めた。

シミの治療といえばレーザーを当てるもの、となんとなく知ってはいたが、詳しい知識は何もなかった。少なくとも、加齢によって起こる変化を化粧品や民間療法で治すのは難しいのだろう――それくらいは想像がついた。これまでニキビ跡の治療で美容クリニックにかかったことがあったので、今回のシミについても受診して相談してみた。

そこで言われたのは、これはいわゆる一般的なシミ(老人性色素斑)とは異なる、肝斑だろう、ということだった。通常のシミを除去するレーザーは、肝斑をかえって悪化させることがあるそうで、まずはトラネキサム酸の内服を勧められた。肝斑に対するレーザー治療もあるようだが、こちらは今後の経過を見て、受けるかどうか判断することになった。

肝斑という単語は聞いたことがあったが、シミとどう違うのか、知識はまったくなかった。トラネキサム酸を飲む理由もよく分からなかったので、帰宅してから簡単に調べてみた。そもそもトラネキサム酸は、自分が普段の診療で使うときは、止血目的や咽頭痛に対して処方する薬という認識で、美容医療で扱うものという印象はあまりなかった。

ネットで検索した程度の情報だが、ごく簡単にまとめるとこういうことらしい。通常のシミは、メラニン色素がすでに肌に沈着してしまったもの。一方の肝斑は、メラニンが今も過剰に作られ続けている状態だという。当初は、シミが内服薬で治療できるということが腑に落ちなかったが、肝斑は色素が完全に沈着しきった状態ではなく、その産生のサイクルをトラネキサム酸が抑えることで改善が期待できる――と理解できた。

実際に内服を始めてみたが、特に問題なく続けられている。飲み始めて、だいたい1か月。気のせいかもしれないが、よく見ると以前よりシミが少し薄くなってきた気がする。

ただ、トラネキサム酸は飲み続けなければならないらしい。このまま何年、何十年と続けるというのは現実的ではない気がする。一時的に改善しても、内服をやめれば再び現れてしまうのだろうか。やはりレーザーを当てたほうが良いのか。

こうした美容治療の長期的な経過は、ネットで調べてもあまり詳しいことが分からない気がする(私の調べ不足だったらすみません)。前述のニキビ跡の治療にしても、短期的な結果報告はあっても、年単位の詳しい経過まではなかなか見当たらないことが多い。だからこのブログでは、これからの経過も、折にふれて続けて報告していきたいと思う。

※これは個人の体験であり、医療的なアドバイスではありません。肌の症状が気になる方は、自己判断せず、皮膚科や美容クリニックなど専門医にご相談ください。

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